外来種図鑑

沖縄県は、県内の生態系や、県民の生活・社会活動への影響が大きい
以下の外来種について、重点的に対策をとっています。

アライグマ

Procyon lotor

環境省提供
分類:
哺乳綱 ネコ目 アライグマ科
和名:
アライグマ
学名:
Procyon lotor
英名:
Raccoon
原産地:
北米~中米
指定項目:
予防種(沖縄県)/特定外来生物・緊急対策外来種(環境省)

※本種は特定外来生物のため、移動や飼育は禁じられています。

2023年3月に、沖縄県では重点予防種から予防種へ変更しました。


形態・生態

頭胴長が 40~60cm、尾長 20~40cm、体重 4~10kg、体色は灰色の場合が多いが、個体変異があり、ほとんど黒色の個体もいます。目の周りから頬にかけて黒いマスク模様があります。尾は長くふさふさした毛があり、4~7 条の特徴的な黒い輪があります。

雑食性で、環境の状況に柔軟に対応して様々な餌を食べる傾向があり、果実、木の実、柔らかく養分の多い茎や地下茎、野菜、穀類のほか、小型哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類、昆虫や甲殻類などを好みます。

一般的に夜行性で、オス・メスともに単独生活し、日中は樹洞や屋根裏、廃屋などで休息します。繁殖は満 1 歳から可能となり、年 1 回、一度に 1~7 頭、平均 3~4 頭を出産します。野外での寿命は 13~16 年とされ、飼育下では22 年生きた記録があります。


分布と想定される侵入経路

沖縄県を含む全都府県で野外逸出の記録があります。多くの地域で、すでに定着状態で、分布は拡大を続けています。

現在沖縄県内では定着は確認されていませんが、飼育施設からの脱走や、貨物等にまぎれて侵入してくる可能性が考えられます。


想定される影響

生態系への影響として、両生類や甲殻類などの小動物の捕食が懸念されます。

また、果物などの農作物を食べたり、人家を住処にして汚損するほか寄生虫や狂犬病などの感染症を媒介します。


沖縄県の取り組み

侵入情報が得られた場合は、速やかに捕獲を開始するともに、周辺地域での生息状況を確認します。また、侵入経路を特定し、関係機関と連携して対策を検討します。


県民の皆様ができること

アライグマと疑わしい生物を見かけた際は、ご連絡をお願いします。


ダウンロード可能資料

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