名護市源河におけるヤエヤママドボタルの確認について
2026年7月19日(日)午後1時半頃、名護市源河において、県民により、沖縄県対策外来種リストで重点的に対策を行う種(重点対策種)であるヤエヤママドボタル1個体が目撃されました。その後、同月21日(火)に県が実施した現地確認により、源河川沿いの約1.1kmの範囲にわたり、同種が生息していることが判明したのでお知らせします。
名護市源河周辺では、他の場所にもヤエヤママドボタルが生息している可能性があります。
ヤエヤママドボタルは、八重山諸島では在来種ですが、沖縄島では外来種です。沖縄島南部では広域に生息しており、中部や本部半島でも散発的に発見されています。今回初めて、やんばる世界自然遺産地域の近隣での生息が確認されたことから、やんばる世界自然遺産地域への侵入が強く懸念されます。

発見・捕獲した場合のご協力のお願い
ヤエヤママドボタルは沖縄県希少野生動植物保護条例による指定外来種のため、県内(石垣市、竹富町及び与那国町を除く)において野外に放つことは禁止されています。また、飼養する際には、届出が必要です。早期発見・早期防除へのご理解とご協力をお願いします。
ヤエヤママドボタルを発見した場合:
写真を撮影し、目撃情報投稿フォームへ情報をお寄せください。
ヤエヤママドボタルを捕獲した場合:
ビニール袋などに入れて逃げないようにした上で、目撃情報投稿フォームへ情報をお寄せください。
中南部から北部へ資材等を運ばれる方へのお願い
ヤエヤママドボタルは、園芸・緑化などの資材等の運搬に伴って移動することがあります。中南部から北部へ植木や資材などを運ぶ際には、ヤエヤママドボタルの幼虫が紛れ込んでいないか、十分にご確認ください。

ヤエヤママドボタルの形態・生態
大型のホタルで、成虫はオスで2cm以内、メスは大きなものは4cmになります。日本のホタルの中で最大級のホタルです。オス成虫は胸部が赤色で、翅は黒色です。胸部には一対の透明な部分があり、マド(窓)ボタルの名の由来となっています。メス成虫は赤みを帯びた肌色で、腹部が大きく、翅は退化して飛ぶことはできません。幼虫は黒く、白い斑紋があります。終令幼虫は極めて大型で、体長はオスで約3cm、メスは6cmを越えます。成虫・幼虫共に、とても明るく発光します(卵やさなぎも発光します)。
森林、御嶽、墓地など林のへりに多く見られ、林の近くにある耕作地、公園、人家、車道にも現れます。幼虫は、沖縄島では4月下旬から10月上旬にかけてが多く、少数は秋遅くから春先まで一年中みられ、夜間に地上を歩きまわるほか、樹木にも登ります。成虫は、沖縄島では10月~1月に出現し、11月中旬から12月中旬にかけて多くなります。
幼虫は、カタツムリなどの多種の陸産貝類(カタツムリ)を捕食します。成虫は何も食べずに繁殖に専念します。



近似種(オキナワマドボタル)との区別
沖縄島には、在来種のオキナワマドボタルが分布します。
見分け方を詳しく見る ⇒ ヤエヤママドボタル注意喚起チラシ